今月の結果

木暮陶句郎 選

◎特選 6句

たましひの抜け易き日のマスカット(中野 千秋)

ヒマラヤの塩のうす紅衣被(ななさと紅緒)

秋風に靡かせてゐる緑髪(鈴木由里子)

親知らず抜かるる窓の鰯雲(中野 千秋)

筆圧の弱き伝票暮の秋(杉山 加織)

糸底の隠しクルスや秋時雨(ななさと紅緒)


〇入選  24句 

指貫の穴やや歪一葉忌(星野 裕子)

秋冷や病院の床ぴつかぴか(稲葉 京閑)

松手入終はりて松の背を伸ばす(里村 閑)

メルヘンの出入口めく毒茸(堤 かがり)

小春日や夫の散髪庭先で(岩佐 晴子)

柿ばかり色付く過疎の村しづか(清水 檀)

赤い羽根君のハートの上に止め(星野 裕子)

淋しさは人混みにあり秋桜(鈴木由里子)

登り窯雨の夜長を猛りをり(里村 閑)

残したき名句一句やホ句の秋(岩佐 晴子)

曇天の一点裂きて小鳥来る(杉山 加織)

名月や片付け事は後回し(清水 檀)

瀬には瀬の淵には淵の水の秋(星野 裕子)

満腹もたまには許すきりたんぽ(岩佐 晴子)

リビングは女の書斎昼の虫(ななさと紅緒)

酔うたふり見透かされたる夜長かな(杉山 加織)

車駆る心のままに秋日和(清水 檀)

仮名文字のうすれし露の道しるべ(星野 裕子)

この町が汝の故郷ぞ燕帰る(里村 閑)

朝霧の消えゆく速さ山動く(岩佐 晴子)

晩秋やはたきづくりの布を裂く(ななさと紅緒)

天国に優しいあなた小鳥来る(鈴木由里子)

菓子撒いて海鳥を呼ぶ秋の暮(中野 千秋)

恋の火のそだつ夜長となりにけり(里村 閑)



互選

5票

淋しさは人混みにあり秋桜(鈴木由里子)


4票

指貫の穴やや歪一葉忌(星野 裕子)


3票

たましひの抜け易き日のマスカット(中野 千秋)

霧月夜彦乃たまきに逢へさうな(木暮陶句郎)

曇天の一点裂きて小鳥来る(杉山 加織)


2票

柿ばかり色付く過疎の村しづか(清水 檀)

赤い羽根君のハートの上に止め(星野 裕子)

通学に裏径のあり猫じゃらし(星野 裕子)

渓谷の闇の水音虫浄土(稲葉 京閑)

登り窯雨の夜長を猛りをり(里村 閑)

小春日や夫の散髪庭先で(岩佐 晴子)

朝霧の消えゆく速さ山動く(岩佐 晴子)

ヒマラヤの塩のうす紅衣被(ななさと紅緒)

糸底の隠しクルスや秋時雨(ななさと紅緒)

憂ひとは木々にもありて薄紅葉(木暮陶句郎)

戸隠は翳りやすくて蕎麦の秋(木暮陶句郎)


1票

大利根の光の乱舞秋の川(清水 檀)

瀬には瀬の淵には淵の水の秋(星野 裕子)

仮名文字のうすれし露の道しるべ(星野 裕子)

天国に優しいあなた小鳥来る(鈴木由里子)

助走せる飛行機に沿ふ泡立草(中野 千秋)

菓子撒いて海鳥を呼ぶ秋の暮(中野 千秋)

新蕎麦や讃岐は遠くなりにけり(安部じゅん)

松手入終はりて松の背を伸ばす(里村 閑)

ツアーバス蔵より蔵へ新走(堤 かがり)

谺せしちつぽけな声天高し(堤 かがり)

また甘き誘ひに乗りぬ夕月夜(木暮陶句郎)

伝票の弱き筆圧暮の秋(杉山 加織)


互選結果

◎星野裕子 選

たましひの抜け易き日のマスカット

霧月夜彦乃たまきに逢へさうな

渓谷の闇の水音虫浄土

朝霧の消えゆく速さ山動く

大利根の光の乱舞秋の川


◎岩佐晴子 選

登り窯雨の夜長を猛りをり

ツアーバス蔵より蔵へ新走

ヒマラヤの塩のうす紅衣被

瀬には瀬の淵には淵の水の秋

憂ひとは木々にもありて薄紅葉


◎堤 かがり 選

松手入終はりて松の背を伸ばす

淋しさは人混みにあり秋桜

リビングは女の書斎昼の虫

仮名文字のうすれし露の道しるべ

通学に裏径のあり猫じやらし


◎鈴木由里子 選

新蕎麦や讃岐は遠くなりにけり

また甘き誘ひに乗りぬ夕月夜

曇天の一点裂きて小鳥来る

渓谷の闇の水音虫浄土

菓子撒いて海鳥を呼ぶ秋の暮


◎ななさと紅緒 選

指貫の穴やや歪一葉忌

小春日や夫の散髪庭先で

霧月夜彦乃たまきに逢へさうな

憂ひとは木々にもありて薄紅葉

筆圧の弱き伝票暮の秋


◎髙橋千登世 選

小春日や夫の散髪庭先で

柿ばかり色付く過疎の村しづか

淋しさは人混みにあり秋桜

登り窯雨の夜長を猛りをり

リビングは女の書斎昼の虫


◎清水 檀 選

指貫の穴やや歪一葉忌

赤い羽根君のハートの上に止め

ヒマラヤの塩のうす紅衣被

朝霧の消えゆく速さ山動く

糸底の隠しクルスや秋時雨


◎里村 閑 選

赤い羽根君のハートの上に止め

曇天の一点裂きて小鳥来る

谺せしちつぽけな声天高し

助走せる飛行機に沿ふ泡立草

通学に裏径のあり猫じやらし


◎安部じゅん 選

たましひの抜け易き日のマスカット

霧月夜彦乃たまきに逢へさうな

淋しさは人混みにあり秋桜

曇天の一点裂きて小鳥来る

天国に優しいあなた小鳥来る


◎中野千秋 選

指貫の穴やや歪一葉忌

柿ばかり色付く過疎の村しづか

淋しさは人混みにあり秋桜

リビングは女の書斎昼の虫

戸隠は翳りやすくて蕎麦の秋


◎杉山 加織 選

指貫の穴やや歪一葉忌

たましひの抜け易き日のマスカット

淋しさは人混みにあり秋桜

糸底の隠しクルスや秋時雨

戸隠は翳りやすくて蕎麦の秋


(平成30年10月「ひろそ火インターネット句会 Vol.80」投句13名、選句12名。今回の結果を『ひろそ火』2018年12月号に掲載予定です。)

※過去の結果 

2012年 3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2016年 1月2月3月、4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月

来月の参加もお待ちしております!!  

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